福島便り
JR磐越東線の利用促進に向け、福島県は11月、沿線の福島県小野町で「ふくしま鉄道博」を開催する。鉄道を生かした地域活性化のアイデアコンテストなどを催し、住民らに磐越東線への関心を高めてもらう。
27日、福島県いわき市のいわき産業創造館で開かれた、県と沿線市町村などによる磐越東線活性化対策協議会の総会の席上、方針を示した。鉄道博は昨年、JR水郡線を対象に催したのに続き、2回目。
今回の鉄道博は、21日に開業110周年を迎えた小野町の小野新町駅の周辺をメイン会場とする予定。アイデアコンテストでは、地域の高校生や住民が磐越東線に関して自らの考えをプレゼンする。この他、来場者が路線内の駅のジオラマ製作に挑戦するワークショップなど、地域参画型のイベントを計画している。沿線自治体と連携しながら、路線の魅力や楽しさを発信する。
協議会の総会では、鉄道博への参画に加え、4月1日から始まる「ふくしまプレデスティネーションキャンペーン」に向けた特別企画などを盛り込んだ2025(令和7)年度の事業計画を承認した。