昨年の観光客 過去最多 福島市、3年連続更新 インバウンド誘客促進へ デジタルパンフレット多言語化

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福島便り


福島県福島市の2024(令和6)年の観光客入り込み数は、前年比13万人増の841万人となり、3年連続で過去最多を更新した。市はインバウンド誘客を促進させるため、スマートフォンなどから閲覧できるデジタルパンフレットを多言語化した。木幡浩市長が4日、記者会見で発表した。
市によると、同年の外国人延べ宿泊者数は3万2802人で前年比137%。ただ、県内全域の同156・7%を下回っているため誘致にてこ入れする。市は、これまで日本語のみだったデジタルパンフレットに英語、繁体字(台湾)、ベトナム語を追加した。6月頃にはタイ語を加える見通し。市のホームページやチラシに掲示するQRコードから利用してもらう。さらにアジア圏で利用率が高いとされる交流サイト「フェイスブック」を通じ、重層的な情報発信に努める。
市によると、全体の入り込み数のうち、施設別で最も多かったのは道の駅ふくしまの169万人(前年比107%)。温泉地の飯坂、土湯、高湯を合わせた来訪者は114万人(同102%)だった。(県北版)