福島便り
福島県二本松市の大山忠作美術館の累計入館者数が5日、15万人に達し、同美術館で記念セレモニーが行われた。
15万人目となったのは、白河市の鈴木功さん(63)。大山作品が好きで何度も訪れており、「まさかの出来事で驚いたが大変光栄」と喜びを語った。同美術館は2009(平成21)年10月1日に開館し、開館日数4631日目での達成となった。
セレモニーでは、同美術館を運営するNPO法人まちづくり二本松の安達秀司理事長、二本松市出身で文化勲章を受けた日本画家の大山忠作さんの長女で俳優の大山(一色)采子さんがあいさつした。安達理事長と采子さんが収蔵品の図録やクリアファイルなどを贈った。
同美術館では開催中の常設展「いきものたちとみる大山芸術」に合わせ、采子さんが展示作品について解説した音声を、スマートフォン用無料アプリ「ポケット学芸員」で公開している。