福島便り
福島市の福島トヨタクラウンアリーナ(市国体記念体育館)で5、6の両日に行われた、バレーボールの大同生命SVリーグ女子の福島デンソーエアリービーズのレギュラーシーズン(RS)最終節では、多くのファンが会場を埋め尽くし、チームカラーの赤に染めた。RSでホーム戦を実施した各市のマスコットキャラクターが集結するなど、多彩なイベントがホームゲームを盛り上げた。
最終戦の6日は、チャンピオンシップ(CS)に向けた応援メッセージを横断幕に書き込めるコーナーが設置された。来場者は「一緒に福島を盛り上げましょう!!」「目指せTEPPEN!」など思い思いの言葉を刻んだ。試合終了後、鈴木正晃副知事が辻健志監督、川畑遥奈主将、山口結可副主将に横断幕を手渡した。辻監督は「皆さんと共に戦い、最後は頂の景色を見たい」とあいさつした。
福島、郡山、いわき、会津若松、須賀川、田村、南相馬各市のマスコットキャラクターが赤、白のチームに分かれて競う「福島キャラ1GP」では、コート上で綱引きやリレーが行われ観客を楽しませた。2日間熱戦を繰り広げ、白チームが勝利した。
両日合わせて延べ2664人が会場に駆けつけた。6日の最終戦でデンソーが勝利を収め、涙を流し喜んだ二本松市の会社員武藤可純さん(23)は「推しの選手が必死にボールを追う姿に感動した。CSも応援に行きたい」と語った。最前列で応援していた福島市の公務員長谷川麗央さん(25)は「CSでは『頂(てっぺん)』を取れるよう、チーム一丸で頑張ってほしい」と期待を込めた。