福島便り
福島県会津若松市の漆作家吉井秀文さん(58)の初の個展「漆芸
乱レ降舞輝」は5月30日まで、市内のギャラリー清風楼で開かれている。テーマは天体や星座。会場には小さな宇宙が広がり、来場者を魅了している。
今回は銀河や星座などを描いた皿や小物入れ、オブジェなど約50点を並べた。想像上の「ドッカニ・アリソーナ銀河」をイメージした作品もある。12星座の木製コースターを販売している。「天体や宇宙に興味のある人にぜひ来てもらい、漆を身近に感じてもらえたらうれしい」と話している。
吉井さんは9年前から漆器職人の父をサポートしつつ、白や紺色の漆で作品を制作してきた。
個展は会津美術協会(馬場泰会長)の「あいづアーティスト応援プロジェクト」の一環で入場無料。時間は午前11時から午後5時まで。月曜定休。問い合わせは吉井さんへ。■市内別会場で30日まで絵画展
「あいづアーティスト応援プロジェクト」
「あいづアーティスト応援プロジェクト」では、市内の福西惣兵衛商店で会津美里町の谷内孝則さんの油彩、桐屋紙器工業所で磐梯町の菊川千津子さんの絵画を展示している。30日まで。(会津版)