福島県産米、大空へ テクノアカデミー郡山 8月末から9月にスペースバルーン打ち上げ

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福島県産米、大空へ テクノアカデミー郡山 8月末から9月にスペースバルーン打ち上げ

福島便り


福島県郡山市のテクノアカデミー郡山は県産米の明るい話題をつくる「ふくすびプロジェクト」の一環として、8月末から9月にコメを載せたスペースバルーン(ガス気球)を打ち上げる。21日、同校でキックオフイベントを行った。
プロジェクトは県産米の魅力や話題を広げ、米作り文化を継承する目的で、県内の米農家約30人や支援企業などが地域イベントでのコメの提供やワークショップなどに取り組んでいる。今回は、2013(平成25)年に同校の学生がスペースバルーンを打ち上げた実績を踏まえ、米を打ち上げて話題をつくろうと企画した。航空宇宙関連産業の若年技術者を育成する県の「エアロスペース人材育成事業」も兼ねる。
スペースバルーンはゴム風船やパラシュート、米や位置情報送信機、カメラなどを載せた箱で構成する。県内から打ち上げ、ある程度の高さに達すると気圧でゴム風船が割れる。福島県沖の太平洋にコメを落下させ、回収する。
21日は精密機械工学科と知能情報デザイン学科の2年生計26人が参加した。平野井徹校長があいさつし、メンバーの大和田卓さんがプロジェクトを紹介した。学生は5班に分かれ、「スペースバルーン打ち上げを成功させるには」の題目で話し合った。