福島便り
東京都の駐日モンゴル大使館で22日、「北極星勲章」を受けた日本モンゴル友好ハッピー協会長の弓田八平さん(73)=会津若松市、弓田建設社長=は、受章を機に両国のさらなる発展や交流を進めたいと意気込みを披露した。
授章式でバヤルサイハン・バンズラグチ特命全権大使、アルザフグイ・デルゲルマー公使参事官らと懇談した。ランドセルや文房具に加え、会津若松市北会津町産のイチゴをプレゼントした。
今後もモンゴルへの支援を継続する。5月下旬には現地の赤十字社を通じ、車イス22台を寄贈する。6月下旬に訪問し、子どもたちと交流する予定だ。
バヤルサイハン特命全権大使は「子どもたちの未来を応援してもらい大変心強い。引き続きモンゴルの発展に力を貸してほしい」とあいさつした。弓田さんは「決して私1人では成し遂げられなかった。多くの人々の支えがあってこそだ」と周囲への感謝を述べた。「今後は行政同士の交流もあるといい。モンゴルの皆さんには再び、歴史ある自然豊かな会津を訪れてほしい」とも語った。
北極星勲章はモンゴルとの経済や文化、技術などの交流に寄与した人物に贈られる。弓田さんは10年以上にわたり、ランドセルなどの学習用品を贈り、チャリティーコンサートを開いた。(会津版)