福島便り
明治安田サッカーJ2のいわきFC(福島県いわき市)は25日午後7時から、長崎県長崎市で7位V・ファーレン長崎と対戦する。チームは20日のカターレ富山戦で10試合目にして今季初白星を手にした。13日間で4試合を戦う過密日程の占う初戦で浮上のきっかけをつかめるか。
いわきと長崎の対戦成績は1分3敗。長崎は昨季リーグ2位タイの18得点を挙げた、MFマテウス・ジェズズを筆頭に得点力が高い外国籍選手を擁する。田村雄三監督は「強烈な『個』がいる。そこをしっかり抑えたい」と警戒する。前節で待望の勝利を挙げたが、浮かれる様子はない。「自分たちの立ち位置は最下位。その勝ちを次につなげるには長崎に勝たないと意味がない」と強調した。
DF堂鼻起暉選手は富山戦で左もものけがから復帰し、2月23日の大分戦以来のピッチを踏んだ。センターバックで90分間フル出場し、献身的なカバリングでピンチの芽を摘んだ。「長崎は前線の攻撃力があるが、しっかり守れれば勝つチャンスは多いにある。けが人も少しずつ帰ってきており、総力戦で戦いたい」と覚悟を語った。(いわき版)