福島便り
福島県浪江町大堀地区の大堀相馬焼「陶吉郎窯」の作品展が3日、地区内の大堀工房といわき市四倉町のいわき工房で始まった。作品計約1100点を展示・販売している。飲食のコーナーも設け、多くの来場者でにぎわっている。6日まで。
今年、焼成した器や皿などが並んでいる。大堀工房では、登り窯で焼き上げた作品で熟成した鈴木酒造店(浪江町)の日本酒「磐城寿」やコーヒーを試飲でき、来場者が会話を楽しみながら味わっている。
昨年6月に大堀地区で店舗を構えた。震災発生以前は5月の連休に合わせて作品展を催しており、約15年ぶりに地区内で開いた。窯元の近藤学さんは「多くの方に足を運んでもらい、にぎやかにできた」と笑みを浮かべた。
入場無料で時間は午前10時から午後6時まで。問い合わせは大堀工房。