震災遺構「請戸小」で「防災減災」授業 震災の経験、紙芝居で伝える 福島県浪江町

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震災遺構「請戸小」で「防災減災」授業 震災の経験、紙芝居で伝える 福島県浪江町

福島便り


福島県浪江町の震災遺構「請戸小」で3日、防災減災や東日本大震災の伝承を目指した特別授業が行われた。
施設指定管理者のNPO法人海族DMC(宮城県)が初めて催した。町の昔話や震災の経験を紙芝居で伝える「浪江まち物語つたえ隊」の八島妃彩代表を招き、道徳の授業として実施した。震災当時の請戸小を描いた紙芝居を通じて津波避難の教訓を伝えた。八島さんは「地震が起きたらすぐに高いところに逃げて」と繰り返し強調。県内外から来場した親子らが真剣な表情で聞き入っていた。
6日は理科と図画工作の授業として地震体験車の体験会や防災グッズづくりを行う。詳細は請戸小の公式サイトから確認できる。