「メンタルケアセンター」外来診療スタート 福島市の大原医療センターと清水病院統合

  • [エリア] 福島市
「メンタルケアセンター」外来診療スタート 福島市の大原医療センターと清水病院統合

福島便り


福島市の大原医療センターと清水病院を統合し、市内鎌田の医療センターに新設した「メンタルケアセンター」は7日、外来診療を開始した。現地で開所式が行われ、関係者が精神医療のさらなる充実を誓った。
メンタルケアセンターは外来診療、入院病棟「しみずの杜病棟」、デイケアの3機能で構成し、1日に開所した。60床あり、55人が入院している。専門性の高い「精神保健指定医」を複数人配置した。
内科、リハビリテーション科、整形外科を有する大原医療センターの入院患者は高齢化が進んで認知症を抱えているケースも多く、精神医療を担った清水病院には身体疾患に苦しむ患者もいた。清水病院の建物は老朽化が進んでいたため、両施設の機能を統合した。
開所式には約20人が出席した。大原医療センターの石橋敏幸院長が「心身医療・精神医療の充実と発展、若手医師・医療人の育成に誠心誠意取り組む」とあいさつし、福島医大医学部神経精神医学講座の三浦至教授、福島市医師会の横田崇会長らを交え、テープカットした。角田耕也院長代行兼メンタルケアセンター長が謝辞を述べた。