福島便り
20代の出店者が福島市の中心部のにぎわいを創出するイベント「愛でたいふくしま」は17日午前11時から、県庁通りに面した上町のノノトリビルなどで初開催される。飲食物や雑貨などを扱うマルシェ、映画上映会を催す。街の魅力を再認識してもらい、若者同士が結び付く機会にしようと、飲食店の若手スタッフが考案し、協力の輪を広げた。
企画したのは、県庁通りのヤブウチビルに入る飲食店「食堂ヒトト」のスタッフ阿部志織さん(26)。古里から同世代が離れていくと感じ、活性化のきっかけをつくろうと動き出した。
コンセプトは「人と人、人とモノがつながり、福島を醸すマルシェ」。7店が出店する。ノノトリビルでご飯やパン、コーヒー、酒、野菜、雑貨などを販売する。ビルの地下では午前11時30分からと午後2時から、ドキュメンタリー映画「発酵する民」を上映する。上映後は平野隆章監督のトーク会を催す。ヤブウチビル南側にはアパレルショップが出店する。
阿部さんは今後、組織を大きくし、市郊外で新たなイベントを開く構想を抱いている。「福島は面白い場所だと伝え、同世代のつながりを生む場所にしたい」と話している。
上映会の料金は1500円。ワンドリンクの購入を呼びかける。予約を促している。予約はリトル・ライツ・ラボのメール
little.lights.lab.302@gmail.com
イベント全般の問い合わせは阿部さんのメール
as1006.x.2525hphp@gmail.comへ。(県北版)