福島便り
いわき市森林組合は福島県産のスギ材をフレームに使用したごみ収集箱を試作した。希望する町内会などの住民組織に提供し、使い勝手などの聞き取りに協力するモニターを募集している。
収集箱は容量が650リットル、820リットル、990リットルの3タイプ。いわき市内で使われている収集箱には金属製のフレームが使われているが、防腐処理を施し耐久性を高めた小径木を使用している。バイオマス燃料として燃やされることが多い小径木の利用を促進し、地元の木材を活用する意義を発信する。
8日、市内内郷高野町の組合林産加工場で市や県の担当者に向けた説明会を開いた。田子英司組合長が「身近なところから地元産の木材を使う意義を市民に再認識してもらいたい。モニターの意見を広く集め、本製品に生かしていく」とあいさつした。参加者は組合の担当者に質問し、ふたの開け心地などを確認していた。
組合はモニターに協力する町内会を募っている。(いわき版)