福島便り
福島県のいわき市病院協議会の第22回「介護フェアinいわき2025」は18日午前9時30分から午後1時まで、市総合保健福祉センターで開かれる。
市、市医師会の共催。NPO法人地域福祉ネットワークいわき、市社会福祉協議会などの後援。「最期まで自分で決める豊かな人生~アドバンス・ケア・プランニング(ACP)」をテーマに、2部構成で展開する。
第1部は特別講演「少子高齢多死社会の課題から『人生会議』を考察する」と題し、かしま病院の中山大理事長が講演する。第2部セッションでは、市医療対策課の猪狩僚氏が座長を務め、「医師と一緒にみんなでACPをやってみよう」を実施する。相談コーナーやおしゃべりAI見守りスピーカー体験、リハビリ体験コーナーなどのブースも設ける。
同協議会介護福祉委員会の新村浩明委員長(常磐病院長)、中村知史(かしま病院事務部長)、桜田豊久(松尾病院事務局長)両副委員長、同協議会の渡部登事務局長は「ACPについて一人でも多くの市民に知ってもらいたい」と来場を呼びかけている。
ACPは、人生の最期をどう迎えたいかを、本人の意思を尊重しながら家族や主治医らで話し合い共有することで、「人生会議」とも呼ばれている。昨年度の診療報酬改定では、評価項目に追加された。(いわき版)